― 地域の支援を見える化し、「働く」をみんなで支えるために ―
2026年8月19日(水)、はなやぎの里にて「令和8年度 第2回 就労支援ネットワーク部会」を開催しました。
町内の就労支援に関わる事業所・関係者が集まり、地域の社会資源や就労をめぐる支援のつながり、今後の研修について意見を交わしました。冒頭では、『つむぐ・つむぐ広川』の新しい担当者からご挨拶をいただきました。
■地域の支援を「見える化」するQ-SACCS
今回の中心となったのは、地域の社会資源を整理・共有する取り組み「Q-SACCS(キューサックス)」です。
前回のネットワーク会議で持ち寄った情報をもとに、教育、就労、相談支援、障がい福祉、医療、介護など、どの年代にどのような支援や制度があるのかを一つひとつ確認しました。
学校から就労へ、障がい福祉から介護保険へといった生活の節目では、支援が途切れないよう関係機関がつないでいくことが大切です。地域にある資源だけでなく、まだ十分につながっていない部分や不足している支援を知ることで、これから取り組むべき地域課題も見えてきます。
■一人ひとりの「働きたい」を支えるために
協議では、さまざまな作業や体験を通して、本人の働き方や得意なことを整理する「就労選択支援」についても情報を共有しました。客観的な視点を参考にしながら、最後は本人が自分の進路を選んでいくための支援であることを改めて確認しました。
また、町内の公共交通や通勤手段の不足、学校段階からの早めの相談、年齢や制度が変わるときの引き継ぎなど、制度だけでは解決しにくい課題についても意見が交わされました。
働くことだけでなく、余暇や安心して過ごせる居場所も、地域で暮らし続けるうえで大切な資源です。一つの事業所だけでは見えにくい課題も、さまざまな立場の支援者が持ち寄ることで、地域全体の課題として考えることができます。

■支援者同士が学び合うネットワークへ
他事業所研修については、希望する日程や人数を確認し、受け入れ先との調整を進めることになりました。また、「精神疾患の理解と福祉現場での関わり」をテーマとした全体研修についても準備を進めています。
今回の協議を通して、地域にある支援の多さと、まだつながりきれていない部分の両方が見えてきました。
シエルでは今後も、地域の皆さまや関係機関と知恵を持ち寄りながら、障がいのある方の「働く」と「暮らす」を支えるネットワークづくりを進めてまいります。