― 持ち寄った知恵が、広川町の子どもたちを支える力になる ―
2026年7月9日、つくし園を会場に「令和8年度 第2回 子ども支援部会」を開催しました。
木のぬくもりあふれる室内には、子どもたちの作品や七夕飾りが並び、座卓を囲んで車座になっての開催となりました。放課後等デイサービス、児童発達支援、特別支援学校、役場、相談支援事業所など、広川町の子ども支援に関わる関係機関が一堂に会し、和やかな雰囲気の中にも熱のこもった意見交換が行われました。
冒頭では、先日各事業所の皆さまが自主的に開催された合同運動会の話題にふれ、大きなけがや事故もなく無事に終えられたことに、参加された皆さまへのねぎらいの言葉が交わされました。当日の写真は、掲載の確認が取れたものからシエルのホームページでもご紹介していく予定です。

■地域の資源を「見える化」する ― Q-SACCSの取り組み
今回のメインテーマは、地域の社会資源を整理・共有する取り組み「Q-SACCS」です。
自由発言形式で意見を出し合い、各事業所が持ち寄った情報を共有しました。「実はこんな事業がある」「制度としてはあるけれど、まだ十分に活用されていない」――そんな発見が次々と飛び出し、産後ケア事業や産後の家事代行など、これまで記入表に載っていなかった支援も新たに加わりました。
一つの事業所だけでは見えなかった地域の資源が、みんなで持ち寄ることでどんどん形になっていく。前回のネットワーク会議で作成した記入表は、今回の協議を経てさらに充実したものになりました。この積み重ねこそが、広川町全体の「福祉力」を底上げしていく確かな一歩だと感じています。
■学校とのつながりを、もっと実のあるものに
筑後特別支援学校からは、小学部・中学部・高等部それぞれの見学時期について情報提供をいただき、進路を考えるご家庭を各事業所がタイムリーに後押しできるよう、部会全体で共有しました。
また、部会として行っている学校への挨拶訪問についても、率直な意見交換が行われました。「単なる挨拶にとどまらず、お互いの状況を確認し合える場にしたい」という声のもと、小学校への訪問は継続しつつ、新たに筑後特別支援学校へ部会として訪問する方向がまとまりました。形だけの連携ではなく、顔の見える関係を大切に育てていく――そんな部会の姿勢が表れた協議となりました。
■学びの機会も、みんなでつくる
9月に予定している全体研修は、事前アンケートの結果をもとに、テーマを「精神疾患の理解と福祉現場での関わり」に決定しました。精神科の医師を講師にお迎えし、子どもたちとの日々の関わりにも活かせる内容にしていく予定です。
さらに次回の単独開催になる第4回部会では、就労移行支援事業所の方をお招きして、就労に関する勉強会を行うことになりました。「スタッフも連れて参加したい」という声もあがるなど、子どもたちの”その先”の暮らしを見据えて学ぼうとする、各事業所の前向きな熱意が伝わってくる時間となりました。

■おわりに
子ども支援部会は、それぞれの現場で子どもたちと向き合う支援者同士が、知恵と経験を持ち寄り、お互いを高め合う場です。その先にあるのは、広川町の子どもたちとご家族の、より豊かな暮らし。
今回もまた、そのつながりが一歩深まったことを実感できる部会となりました。